現実のリアクションマシーン化対策 PART1

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c/U4/Npg0さん

283: 245 :2011/06/16(木) 21:42:05 ID:c/U4/Npg0
>>247,248,265,266,他ループしてると感じている全ての人

思った以上にあっさり早く出来上がってしまったw
先日書くと言っていた、現実のリアクションマシーン化対策を書くよ。
ちょっと連投になるので。あしからず。。。

1.現実のリアクションマシーンとは

ちょっと前に自己観察さんも書いていた事だが、我々は常に毎瞬毎瞬「○○な私」を選び続けている。
店員の前では「客らしい私」を選び、上司の前では「従順な部下」を、彼氏の前では「可愛らしい私」を選ぶ。
あなたが選んだ「○○な私」があなたにとって好ましいものであるならば、何の問題もない。
しかし、あなたは現実によって、記憶によって、そして「つくられた私(=自我・エゴ)」によって、理性によって、「頭の中の声」に従って、好ましくない「○○な私」を選ばされ続けている。
記憶というストーリー、それがあなたにとっての現実という事だが、それに基づき、「お金のない私」「恋人のいない私」「太っている私」「就職してない私」などを絶えず強いられて選ばされている。
これが現実のリアクションマシーン状態だ。

ここから脱出するためには、あなたが現実を見ても不都合な「○○な私」を選ばなければよい。
「それが難しいんだよ!!」と思うかもしれないが、実はそうでもない。

2.効果が実感できない理由

自愛をやっても「なる」をやっても自己観察をやってもなんかしっくり来ないと感じるのはなぜなのか。
「現実を見ないなんて無理!」なのはなぜなのか。

その最大の理由は、あなたが「現実」というものに対してあまりにもリアリティを持たせすぎている事だ。
現実を「確固たるもの」として絶対的な信頼を置きすぎているのだ。

「んじゃ、なんだよ。永遠に妄想の世界で生きればいいっていうのかよ?」と、あなたは思うかもしれないが、そうではない。

では、どうすればよいか?「現実」と「記憶」からリアリティを取り除いていけばいいのだ。

 

3.現実からリアリティを取り除く?

現実からリアリティを取り除くとはどういうことか?別の言葉で言えば、「現実を疑う」という事だ。

「現実を疑うって言ったって、実際に財布にはもうわずかにしかお金がないんだよ。
銀行にも貯金がほとんどない。通帳をみればわかる。
これは確固たる事実なんだ!」
あなたはそう言うかもしれない。
でも俺は言わせてもらう。

本当に入っていませんか?
その記憶は本当ですか?そもそもそれは本当に財布ですか?
それは本当に通帳ですか?
あ な た は 本 当 に 対 象 を 正 確 に 把 握 し て る と
い え ま す か ?

デバッグを読んだ人ならもうわかると思うが、知覚不全の話だ。
例えば、客観的事実というものがあるとして(実際はないのだが)、それが マスコミを通すと偏った情報として伝えられるようなものだ。
あなたはこの偏った情報を「エゴの知覚」を通して経験する。
上手くいっていないと感じているあなたなら、すくなくともエゴを手放すまではエゴの不完全な知覚を通して現実を把握するしかない。
残念ながらその不完全な知覚では、何一つ正確には把握できない。
その断片は感じられるとしても。

だからこそ、あなたは目に見えるものすら疑ってかかるべきなんだ。
だからこそ、あなたは耳に聞こえるものすら疑ってかかるべきなんだ。

4.疑うと信じるの相対性

疑うことと信じることはシーソーのような関係だ。
あなたは何かを強く信じれば信じるほど、その逆の可能性に対しては自動的に疑いを持つことになる。
民主党を強く信じれば信じるほど、自民党に疑いを持つだろう。
「目玉焼きには絶対しょうゆだろ」と確信するほど、目玉焼きにソース派を否定するだろう。

ということは、「現実」や「記憶」、「つくられた私」に対して疑いを持ち始めるならば、その逆の可能性を信じるだけの余地が生まれるということだ。
「現実」からリアリティを徐々に薄めていくならば、あなたが「非現実的だ」と感じている事にリアリティを持たせていく事が出来るということだ。

 

5.「叶えるためには駄目」の真意

「願望を叶えるためにやるなって?ふ ざ け ん な!!!!願望を叶えるためにここに来てんだよ。そんなの無理に決まってるだろうが!」

あなたがイラっときたのも無理はない。
その言い分は確かにその通りだ。
願望を叶えるためにこの板に来て、何かを勧められて、願望を叶えるためにやらない人の方が普通ではない。
それはもはやスーパーサイヤ人レベルだ。

でも「願望を叶えるためにやらないで」の真意は違うところにある。

「願望を叶えるためにやらないで」の本当の意味は、「願望が叶っていないという現実」にリアリティを持たせないで、という事だ。
例えば、あなたが「恋人が欲しい」とする。
その時あなたが「恋人を作るためにメソッドをする」という事は、自ずと「恋人がいないあなた」を選ばされているという事だ。
108さんの表現で言うところの「恋人がいないあなた」という立ち位置をロックする という事だ。
それは「恋人がいないという現実」にリアリティを持たせるという事だ。

あなたはメソッドをするたびにちっとも効果を感じないどころかどんどん疲れてくるだろう。
そりゃそうだ。あなたはメソッドをするたびに「恋人がいない私」を選び続けているのだから。
「恋人がいない現実」にリアリティを持たせ続けているのだから。

こんな時、あなたにとってメソッドをすること自体が逆効果だ。
それはメソッドが悪いからではない。メソッド自体には何の問題もない。

問題なのはメソッドをするたびに「同じ場所に立ち位置をロック」していることの方だ。
だからあなたはループしていると感じる。ちっとも効果を感じない。
依然として、動かざる「現実」があなたの前に映し出され続ける。

だから、そんなことを忘れて別の事を考えている時の方が、まだ「恋人がいない現実」にリアリティを持たせていないという点で、メソッドをしている時よりはるかに「恋人がいる現実」に近いといってもいい。
これが不足を見ないという事だ。

取り組むべき方向性は、そうではない。
「恋人がいない現実」というものを疑う、という事だ。
「恋人がいない現実」からリアリティを取り除いていくという事だ。

 

6.「責める」ことで強いられる選択

自分を責めるのも「○○な私」を選ぶ事と同じことだ。
あなたが自分を責める時、「責められるべき○○な私」を選んでいる。
あなたは圧迫感を感じるだろう。

だからあなたはあなたを許すべきだ。
たとえ記憶があなたの罪らしきものを あなたの意識上に持ち込んだとしても、あなたは何一つ責められるべきではない。
あなたが何かを経験したのだとしても、それはあなたが「現実」と「記憶」に急き立てられて本当は選びたくなかった「○○な私」を単に選んでしまったというだけの事だ。
つまりあなたの責任ではない。
そして今のあなたはその時のあなたとは別物だ。

逆にあなたがどんどんあなたを許すとき、それまで頑なに保持していた「○○な私」からポジションを外そうとしているという事だ。手綱をゆるめようとしているという事だ。
あなたは少し開放感を感じるはずだ。
それが自由になるという事だ。

7.意図により、リアリティを移動させる

「意図する」という事もまた、ポジションから外れようとする事だ。

「どうすれば、お金が手に入るだろう」とぐるぐる考えている時、あなたは依然として、 「お金に困っている私」だ。
しかし、「よくわからんけど、とにかくお金を手に入れよう、稼ごう」こうやって意図を働かせようとしている時、あなたは「お金のない私」というポジションから脱出しようとしているという事だ。
「私は今、お金に困っている」ということから リアリティを取り除こうとしているという事だ。

ここで再び、疑うべき現実と記憶にリアリティを持たせて、「意図しても、ないものはないんだよなぁ」となると、意図を取り下げた、という事になる。
元のさやに納まるという事だ。

意図の仕方が重要なのではない、取り下げないことが重要なのだ。
元のポジションに戻らない事が重要なのだ。
今の立ち位置から脱出しようともがく事が大事だ。
同じ事にリアリティを持たせるのではなく、そのリアリティを捨てようとする意思が大事なのだ。
たとえ、どんなにエゴ(=自我)が騒いだとしても。

ザ・チケット板 *108以外*質疑応答【4】