[m]バシャール 現実は「観念」を映し出す「鏡」です。 ペーパーブック

スポンサーリンク
潜在意識・引き寄せの法則

この現実というのは、みなさんが自分の中で一番強く信じている「観念」を映し出す「鏡」です。
ですから、自分がどんな観念を持っているのかがわかれば、それを肯定的に使っていくことが出来ます。
そして、だからこそ、現実というのは自分の観念を映し出すということを知ることが大切なのです。

物理的な現実は鏡にとても似ています。
もしみなさんが悲しい人生や悲しい状況を体験しているとしたら、それはみなさんの中にある悲しさ、そして、その感情を生み出している観念を映し出してみているのです。

みなさんが朝、鏡を見るのと同じことです。
鏡の中の顔が悲しい表情をしていても、鏡をさわって表情を変えようとはしませんね。
鏡の中の表情を外から変えることは出来ません。
自分の顔の表情を変えること、それが唯一の方法です。

この物理的現実というのは文字どうり鏡ですから、やり方も同じです。
自分の好まないものが見えたとき、自分の外側で無理にそれを変えることはできません。
外側を変えたければ、自分の内側にあるものが変える必要があります。
なぜなら、外側(外見)というのは本当は存在しないからです。
それは幻想です。

単に映し出されているだけです。
みなさん、鏡を見たときにわかるでしょう。
鏡の中の人物は向こう側に本当にいるわけではありませんよね。
それはただ光りが当って反射し、鏡の中の人物が本当にそこにいるように見せているだけです。

大勢の人は、自分の現実の中で何かが起きると、それを他人や状況のせいにします。
でも、本当はそこからきているのではありません。
内側から、内面からきているのです。

そしてこれが物理的な現実のすばらしいところです。
自分の中にあるものをいつも鏡のように映し出して、気づかせてくれるのです。
もし人生の中でこのまないことが起こっているとしたら、それは、観念の中に変えるべきものがあるということをその現実が見せてくれているのです。
つまり、現実はそのように使えるということです。
起きている現実を使って、自分の望む現実を創り出す事ができます。

次に観念を変えるのが難しく感じられることがあるのはなぜか、どのように見ればそう感じずにすむのかをお話ししておきましょう。

観念を変えるテクニックを使う前にぜひ理解してもらいたい大切なことです。

例えば、みなさんが「美少女の顔に顔を変えるのは難しい」という観念を持っていたと気づいたとします。
おそらく長い間、この観念はみなさんの無意識の中で非常にパワフルに感じられてきたことでしょう。
もがき苦しむということは、とてもパワフルでリアルに感じられるからです。
みなさんはその観念のエネルギー、パワーを持ち続けてきました。
ですから、ときにそれを変えるのは難しく感じられるのです。

さらに、一般的に、観念を変えるのを難しく感じさせる側面があります。
それは、ほとんどの観念には、「ひとつの観念があると、その観念しかありえないように見える」という要因がある、ということです。
ある観念がパーソナリティーの中に定着していると、他の観念は不可能に思えるのです。
例えば、成功するには苦しまなければならない、という観念を持っていると、簡単に、わくわくし、好きなことをして成功するという観念を持つことは難しいことが多いということです。
でも、この要因のおかげで、みなさんは、他の観念に気を散らされずに集中して、その観念を選ぶことができています。
宇多田ひかる的にいえば、It’s Automatic です。
何かを体験するために、その観念を持っているとさえ意識しないようになっています。

しかし、覚えていてください。次のような基本的な信念があります。
「すべての観念は等しく真実で、等しく可能性がある」

この基本的な信念をまず持ってください。
そうでないと、あるひとつの観念があるとき、あたかも他の現実はありえないかのように思ってしまいます。
だからこそ、自分の観念、自分の現実を変えるのが難しく見えてしまうのです。
でも、「難しい」のではなく、「難しく見える」だけです。
その構造がわかっていれば、その要因を観念からはずして、観念を変えるのは難しいことではなくなります。

From バシャールペーパーブック⑧