改訂版・17秒メソッド その1

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行動不要論者さん

行動不要論者さんのブログ「NO ACTION(行動不要論者はブログという行動する夢を見るか?)」より転載。ttp://kfloa.blog.fc2.com/(ブログが現在閉鎖されています。)

まだ著作物の翻訳もされておらず
「引き寄せ」などという言葉すら日本にない頃(※)、
私が偶然ヒックス夫妻の提唱する
エイブラハム・メソッドを発見し
一気に傾倒心酔することになったのは、
主にふたつの衝撃的なメソッドが
その中にふくまれていたことによります。

※『ザ・シークレット』で有名になる前からこの概念はあったのですが、
たしか「牽引の法則」とか呼ばれていたような…

ひとつは感情をデジタル化し、
22段階の細かいスケール表を参考に
いま自分のいる位置を確認する方法。

レベル22「絶望」からレベル1「愛」に
一気にいくのはほとんど不可能であり、
それよりはたとえば一度わざと
レベル19「激怒」などを経由したほうが、
結果として早く鬱状態から立ち直れる。

ひたすらどんな時でもプラス思考を訴える啓発本や、
憎い相手だろうがムリヤリ感謝しろと言っているように
聞こえる宗教本に馴染めなかった私にとって、
LOAのこの教えはまるで
GPS付きで目的地への道案内を
されている程に目ウロコでした。

(それまでの教えはまるで、
地図も渡されず
「とにかく愛を目指せ!
やり方? 知るか!!」
と急かされているようなものでしたから…)

そしてもうひとつは、
願い事のイメージングをする際に、
「17秒」という非常に具体的かつ
必要最小限な数値が示されていたことでした。

マーフィー・メソッドを筆頭に、
それまでもリラックスしてイメージングなどを
勧める流派はいくつもありましたが、
どれも「どの程度やれば充分か」ということを
教えてはくれませんでした。

時々、
たとえば塩谷信夫氏の正心調息法など、
一日最低25回などの目安を
示してくれるものもあるのですが、
正直なところ「やればやるほどいい」と
解釈せざるをえないものが圧倒的に多い。
これは逆に焦りになりました。

誰だって願いが叶うのは早ければ早いほどがいいから、
時間がちょっと空く度に
「あっもうちょっとイメージングやったほうがいいのかな…」
と思ってしまいます。

日常がやらなきゃやらなきゃで
埋め尽くされてしまっては、
焦りでむしろ逆効果になるのではないでしょうか?

厳密に言えば、
エイブラハムの17秒と言う数値も、
34秒ならさらにいい、
68秒だともっといいと主張しているので、
その意味では前述のやればやるほど式各流派と大きな違いがあるわけではありません。

それでもこれほどミニマムな数字を
具体的に出してくれたのは大きい。
多くの流派では15分程度の一連の流れを
ワンセットにしてることが多く、
これを毎日やれといわれると私の場合叶う前に
気持ちがくじけてしまいそうです。

ほんの17秒、これはまさに福音の数字でした。

数分間も快の気分をキープすることは難しくても、
十数秒ならまずなんとかなります。
何より大きかったのは、
こんな短い時間でも効果あんのかなという
心配を払拭できたこと。
やる度に「ああこれでも大丈夫なんだ」と
安心できたところです。

考えて見れば、まるで筋肉トレーニングのように、
効果の出るレップ的な数値を具体的に示してくれるなんて、
願掛け方法論としては前代未聞です。

サヤネ・ロウマン&デュエン・パッカーのオリンが
一日の思考5万のうち1000か2000を変化させれば
現実が動くといっていたくらいかな?
しかし自分の思考の数をカウントするなんて現実的ではないので、
これはあくまでトリビア的に捉えておくべきでしょう。

あ、バシャールも5分だか15分だかって具体的数字を言ってた気がする・・・
でも今原典を探してる時間ないわ、すいません

私がいわゆる宗教や他の流派に馴染めないのは、
この辺の具体的な数値提示と、
終わりの線引きがないことです。

思い切っていいますが、
願望実現術なんて別に
何度か失敗したっていいと思っています。

大切なのは「あ、今回は失敗したんだ」と
気づくことができるシステムがあるかないか。

期間を決めてこりゃ失敗だわと認めることができるなら、
やり方のどこが間違っていたのか検証する術もあるし、
最悪すっぱり諦めて手を引くこともできる。

しかし、
「願いが叶わないのはまだ貴方の祈りが足りないからです!」
といってずるずるお布施などを払わせ続けるパターン。

私はこれは最悪だと思っていて、
こういう言い分を聞くたびに
「じゃあどのくらい祈れば充分なんだ!」
「そして、願いはいつ叶うんだよ!!」
と文句のひとつふたつも叫びたくなります。

別に失敗したならそれはそれでいい。残念だけど、少なくとも次に進める。効果を保証しろともいわない。
しかし目安となる期間すら告げず、
しかも結果が出ないのをいつも相手の責任にし続けるのは卑怯ではないか?

私がいわゆる新興宗教とは
頑なに一線を引いているのはこういう理由です。
要はやり方にまったく納得がいかないのです。

LOAはある程度この不満を解消してくれました。
「どのくらい祈ればいいんだよ?」
という疑問にはとりあえず「17秒」と、
はっきり答えてくれます。

だから衝撃的だったのです。

ただし、
私のフラストレーションが
これですっかり解消されたかと言えば、
まだもうちょっと解決してない注文があるわけです。

「17秒? じゃあ、それを何回やればいいわけ?」
「そして、いつまでやればいいわけ?? つまり願いはいつ叶うわけ??」

この疑問にはヒックス夫妻は未だに答えてはくれていません。
(というか、心配すると余計に願いを遠ざけるとか、
ここに関しては新興宗教とあまり変わらない気も・・・)

だから私が自分で検証するしかありませんでした。

かつて私は、
ある人に「一回17秒を目安に一日数回イメージしなさい」と
アドバイスしたことがありました。

そして、そうすればまず、
なぜかわからないのだが不思議なことに、
古い知人から電話か何か連絡がくるはずだ、と。

結果、その通りに連絡がきたようでした。
(どこかのまとめサイトさんにログがあるかな?)

17秒を一日数回、
と漠然とした言い方になったのは、
その時点ではそう言うしかなかったからです。

古い知り合いから高い確率で連絡がくることも
経験則から予期してはいましたが、
それを願望実現とどう結びつけていいのかは
実はまだよくわかっていませんでした。

そこから私はこの17秒イメージングを
改良することを考え始め、
それはいつしか「改訂版17秒メソッド」などと
呼ばれるようになります。
そして私は未発表のままのそれを放り出して、
数年間失踪するわけですが…

なんとそれほどの年月が過ぎても
未だにこの改訂版に興味を持ってもらってる人は多く、
加えて、
「今自分のいる位置をどう確かめればいいか」
「思考が変わっても環境が変わらないのはなぜか」
という質問もいただきました。

前者は願いが叶うのが近づいてるか
どうか知る術はないかという意味だと解釈し、
後者はおそらく質問されたのとは少し違う意図になる気もしますが、
これも今回の17秒メソッドに絡めて
ある程度お話できる気がしています。
簡単に言うと環境は変わっているのです。
変わっていないなら思考の変化がまだ不十分なのです。
その予兆や証拠や程度はシンクロニシティの出現率によって確認できます。

iphone法と違って17秒メソッドはまだ完成形ではなく、
おそらくこれからもバージョンアップをするものと思われます。
それでももはやこれ以上お待たせするよりは、
ベータ版でも現段階で発表することのほうが意義があると判断し、
やっと今回執筆に(※1)とりかかります。

ほぼ私自身しかこのメソッドの検証は行っていないので、
できればみなさんも一緒に検証作業を行っていただければと思っています。

※1.
コメントを受け修正。誤解させるような表現でした。
書籍で出すわけではありません。ブログでこのまま行きます。
お金も取りません(※2)。

※2.
と、お金の話が出たので、ついでに独り言も追記。

宣言した通り、
このエントリに関してはお金をとりませんが、
ちょっと課金も考え始めました。

ブログは万人向けで、
まだあまり知識のない方のことも
考えて書かなければいけません。

しかしそこに向けて書くと
(つまりはっきり言えば一番下に合わせる形にすると)、
上級者の方からは
「そんなことはもう知ってる」とお叱りを受けるようです。

これはもう「こっちのレベルに合わせて書け」という方からは
お金をいただいてオンデマンド式に記事の難解さを決め、
内容を決めるしかないのかなと考え始めました。
実際、お金をいただくのだったら文句を言われても私も仕方ないでしょう。

せいぜい数百円程度で
リクエスト形式のコンテンツができないものかと考え始めてます。
それだと、質問にも答えられそうですしね。

しかし私はこっちで食っていく気はまるでないし、
正直まだまだめんどくささのほうが先にたって、
お金は別にいらないから初心者さんも視野に入れた形で
好き勝手にやりたいなとまだ考えてます。←今ここ

以上、チラ裏の独り言でした。